Paranoiac Breast Cancer Career

 

告知から約2年にわたって、書き続けたエッセイ。病、患医の対話、病院のあり方、メンタルな問題や死、Evidence based Medicineなど、テーマはさまざまに及んでいます。

paranoiac(偏執的)」という言葉は、自分自身に対する揶揄でした。私はどうも妙にこだわりが強いらしい ― と思ったとき、浮かんだタイトルです。ぴったりきたと感じていて、何度サイトを改めても変える気にはなれません。

突然「がん患者」として現代医療のなかへ放り込まれ、何を見つめ、学び、考えればいいのか、迷いと苦痛とときに怒りのすさまじい日々を過ごしながらも、書いては寝かせ、寝かせては手を入れて、大事にしていました。だからこの原稿群は、残し続けています。思い出せなくなっている記憶をも留めていると同時に、そこにはやはり、面白さも楽しさも、書くに向かわせる大切な原動力も、確かにあったからです。

 

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CONTENTS

 

1. 「がん」という病

2. 「乳房」という経験

3. 「がんばる」ということ

4. 医師と患者との間 ― 「転移」について ―

5. 中待合という場所 ― 心と権利の真空地帯で ―

6. ケモ死/ケモ生

7. 卓上の扇風機

8. 外科医の美学

9. 「声」について ― 「死」に向かう思考 ―

10. 医師の傲慢

11. 患者の不遜

12. 今、がんはどこにあるのか

13. 良心の報酬

14. 愛という名のもとに ― 「私」という理由 ―

15. カルテの行間

トイレの彼女 

あいさつという始まり ― 呼び交わす医患 ―